ビシカです.
投資手法の一つにFXというものがあります.
Foreign Exchange(外国為替)の頭文字をとったものでのことであり,外国通貨を売買することにより為替の差益を目指す手法です.
たとえば,1米ドル=100円で買います.この1米ドルを1米ドル=120円で売ったときは1米ドルあたり20円の利益がでます.一方,1米ドル=100円で買ったあと,1米ドル=90円で売ったときは1米ドルあたり10円の損失となります.
それでは,円/ドルとNYダウの関係についてみていきたいと思います.
このグラフは過去約5年間(2015年3月16日~2020年3月13日)の円/米ドルとNYダウの推移を表しています.青色の線が円/米ドル,橙色の線がNYダウです.
グラフを見てわかる通り,相関がみられる時期とそうでない時期があることがわかります.
ここでいう相関とは,NYダウが上がると円/米ドルが上がり,NYダウが下がると円/米ドルが下がるということを指します.
具体的にどの時期に相関があるかというと以下グラフの赤枠で記した(2018年4月~2019年4月)ところになります.
***新型コロナウイルスの影響が出始めた2020年2月以降も相関がありそうですが,時期が短いため,省いています***
より,詳しく見るためにこの時期を抽出してみましょう.
2018年4月30日~2019年4月30日のグラフを見ると,同じような動きをしていることが分かります.これを見ると,NYダウが先に動いてから円/ドルが後に動くので,「NYダウを見ればいい」ということになります.ここだけ切り取ってFXを勧める人もあるようですが,それは無責任ですよね.先述の通り,相関がないタイミングもありますので.
しかしながら,ギャンブル性があるのがFX,言い換えれば,一発逆転を狙えるのがFXの魅力でもありますので,興味のある方は余剰資金の範囲で挑戦してみるのもありだと思います.