ご安全に!
こんにちは,ビシカです.
作業環境測定士登録講習 第2種講習(共通科目)の修了試験は筆記試験と実技試験がそれぞれ70点以上で合格となります.
そのうち,実技試験は「作業環境測定実技基礎講習Aコース」を受講することで免除となります(受講後2年間有効).受講期間は以下の4か所です.
<受講機関>
・(公社)日本産業環境測定協会 :東京都
・(公社)関西労働衛生技術センター:大阪府
・(株)大同分析リサーチ :愛知県
・(一財)西日本産業衛生講習会 :福岡県
受講料は,日本産業環境測定協会:27,000円,関西労働衛生技術センターと大同分析リサーチ:27,500円,西日本産業衛生講習会:25,000円ととなっています(2020年6月7日現在).
講習は1日間です.実技試験が不安な方(作業環境測定のための各種分析機器に関する取扱経験があまりない方)は受講することをお勧めしますが,ポケットマネーから出すとなるとかなりの支出となりますので,会社から出してもらえるのであれば,ぜひ出してもらいましょう.
講習カリキュラムは,下表のとおりです.
時間割 | 内容 |
---|---|
~10:00 | オリエンテーション |
10:00~16:00 | 実習 ・吸引空気量と流量校正 ・各種捕集法(液体・固体・直接・ろ過・捕集袋) ・ガス検知器測定 ・粉じん測定 など |
16:00~16:45 | 実習(測定結果)のまとめ |
16:45~ | 終了証受け取り |
実習内容は,作業環境測定士登録講習 第2種講習(共通科目)の3日目の実習とほぼ同じです.登録講習では人数の関係からじっくりと機材を触れないかもしれませんが,このAコースでは人数が限られているので,登録講習に比べれば,じっくりと機材と向き合いながら学ぶことができます.
電卓は使える前提で話は進んでいきますので,Aコーク受講前には「幾何平均値」「幾何標準偏差」は電卓で出せるようにしておいてください.ちなみに関西労働衛生技術センターでは公式HPに「当センターでは計算演習を実施しておりませんが実技基礎講習に「計算演習」を取り入れています。」ということが書かれていますので,電卓がどうも苦手で計算演習も受けたい方は,関西労働衛生技術センターのAコースを受講されるのも良いかもしれません.
Aコース(1日間)のあとに続けて登録講習(2種,3日間)を受講する場合は計4日間拘束されてしまうことになりますので,しっかりとスケジュールを立てたうえで申し込むことにしましょう.
それでは,また次稿お会いしましょう.
ご安全に!