ブルーカラーの生き方

コロナ禍でわかった! 今の会社に残るべきか転職すべきか

ご安全に!ビシカです.

緊急事態宣言が解除され,経済活動が徐々に戻りつつあります.みなさんのお勤めしている会社等では,緊急事態宣言が発令される前と後で働き方が変わった,もしくは変わる兆しはありそうでしょうか.

もし,変わる兆しが全くないのなら,将来的にはその会社には残らないことをお勧めします(今は経済活動が完全に戻ったわけではないので,業種によっては転職準備に入ることをお勧めします).なぜなら,今回のコロナ禍では米国では失業率が1929年の大恐慌以来の水準に達するなど今までの当たり前だった常識が通用しない状況になっており,日本でもテレワークを積極導入したり,時差出勤させることで3つの「密」を避ける努力をしています.

我々ブルーカラーは工場や事業所で働いておりますので,仕事場に来ないことには製品ができないわけですが,無敵でも何でもないので当然3つの「密」を避けて仕事を進めていく必要があります.例えば,出勤時間をずらす,入構者には体温を測ってもらう,作業者の休憩場所をいつもより広めにとる,対面で話していたことの一部をビデオ通話(ZoomやSkype)に変える,従業員同士対面している席であればパーテーション(ついたて)などを設置して飛沫を防ぐ,といった対策をしていますでしょうか.今いる会社がそういう努力をしている(しようとしている)のが感じられなかったとしたら,その会社は従業員を(コロナに感染する)リスクから守るつもりが無いといえます.

安全とは「許容できないリスクがないこと」を指しますから,コロナ感染対策に取り組んでいない会社は生産活動>安全となってしまっています.
現場にでは「ご安全に!」という挨拶が交わされていますが,これは「安全最優先」の意識共有であり,生産活動に対してではありませんそのため,作業者を(コロナに感染する)リスクから守るつもりがない会社は人の安全よりも生産活動を優先しているといえるので,社風としていつか重大労災を起こすことが想定されます.その当事者にならないためにも,今すぐではなくても,転職をお勧めします.
いずれにしても,いつの時代も変化に対応できたものが残っていきますので,時代変化や環境変化に対応できない会社は淘汰されていきます.

それでは,また次稿お会いしましょう.ご安全に!

ABOUT ME
技術士ビシカ
【職業】ものづくりを愛する製造系エンジニア 【保有資格】 技術士(化学部門),エネルギー管理士(熱),ボイラー技士(特級,一級,二級),高圧ガス製造保安責任者(第一種冷凍機械,甲種化学),甲種危険物取扱者,公害防止管理者(大気関係第1種,水質関係第1種),第一種衛生管理者、第一種作業環境測定士(金属類、有機溶剤,特定化学物質)など 【好きな言葉】 『大丈夫.心配ない.なんとかなる.』(一休禅師)『化学の力は無限大』