資格攻略法

危険物取扱者乙種4類の攻略法 概要

こんにちは,ビシカです.

危険物取扱者乙種4類(乙4)試験の攻略法を紹介します.

取り扱いのできる危険物は以下の通りです.
ガソリン,アルコール類,灯油,軽油,重油,動植物油類などの引火性液体

ガソリンや灯油が含まれていることから,ガソリンスタンドによっては,資格手当が出るところもあります.時給が+100円でも嬉しいものですよね.

まず,乙4試験の一般情報は下記のとおりです.
<受験資格>
誰でも受験可能です.
<願書・受験案内などの入手>
東京都:(一財)消防試験研究センター本部・中央試験センター・都内の各消防署
各道府県:(一財)消防試験研究センター各道府県支部及び関係機関・各消防本部
<申請方法>
「1.書面申請」と「2.電子申請」の2種類があります.
1.書面申請
東京都:(一財)消防試験研究センター中央試験センター
   各道府県:(一財)消防試験研究センター各道府県支部
2.電子申請
URL → https://www.shoubo-shiken.or.jp/index.html
<試験手数料>
4,600円(郵便局の窓口で支払います)
<受験票>
試験実施日の7~10日前に郵送されます.
<合格発表>
・支部別に合格者の受験番号を公示
・合格者については(一財)消防試験研究センターのHP上に掲示
・受験者には郵便ハガキで合否の結果を直接通知

さて,試験の内容については以下の通りです.

<試験の方法>
マークシート 5肢択一方式(5つの選択肢から1つを選ぶ方式)
<試験時間>
2時間

<試験科目及び問題数>合計35問
・危険物に関する法令:15問
・基礎的な物理学及び基礎的な化学:10問
・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法:10問

<合格基準>
試験科目ごとの成績が,それぞれ60%以上
(試験科目の免除を受けた受験者についてはその科目を除く)

それでは,攻略法を探っていきましょう.
合格基準をみると「試験科目ごとの成績が,それぞれ60%以上」とありますから,合格するには
・危険物に関する法令:15問 ⇒ 9問以上
・基礎的な物理学及び基礎的な化学:10問 ⇒6問以上
・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法:10問 ⇒6問以上  正解する必要があります.言い換えれば,
・危険物に関する法令:15問 ⇒ 6問
・基礎的な物理学及び基礎的な化学:10問 ⇒4問
・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法:10問 ⇒4問 間違えても構わないことがわかります.

1.書店に出向き片っ端から参考書と問題集をパラパラとめくる
2.パラパラめくりながら,
試験科目のうち,どれが得意でどれが不得意か確認する
  (得意:短時間の勉強で点が取れそう or 本に書いてあることが理解できる)
(不得意:点を取るまでに時間がかかりそう or 本に書いてあることが理解し難い)
3.読みやすい参考書と問題集を1冊ずつ購入する
4.選んだ問題集から得意科目のみ解く.その際は,暗記ではなく理解に努めてください.
5.不得意科目は「よく理解できない」と割り切り,理解ではなく暗記に努めてください.
6.問題集を繰り返し繰り返し解く
(できれば覚えるくらいまで.必要に応じて問題集に答えを書いても構いません).
7.問題集の答えと参考書の説明を見比べながら,問題集の答えを吟味してください

8.参考書を見ても問題集の答えがどうしても理解できない場合は,その系統の問題は「捨て問題」として,資格のための勉強はせずに,
本番でも捨ててください.たとえば,科目「危険物に関する法令」であれば6問捨てても合格できます.

資格試験は受かることが第一義なので,まんべんなく理解する必要はありません.このようなことを言うと否定する人がいますが,そういう人は既に資格に受かっていることが多い傾向があります.まんべんなく理解しないといけないのであれば,合格基準を試験科目ごとの成績を100%にすればいいのです.しかしながら,60%取れば受かることとなっているので問題を作成する側も,そこまでの理解を求めていないことが分かります.

それでは,また次稿お会いしましょう.

ABOUT ME
技術士ビシカ
【職業】ものづくりを愛する製造系エンジニア 【保有資格】 技術士(化学部門),エネルギー管理士(熱),ボイラー技士(特級,一級,二級),高圧ガス製造保安責任者(第一種冷凍機械,甲種化学),甲種危険物取扱者,公害防止管理者(大気関係第1種,水質関係第1種),第一種衛生管理者、第一種作業環境測定士(金属類、有機溶剤,特定化学物質)など 【好きな言葉】 『大丈夫.心配ない.なんとかなる.』(一休禅師)『化学の力は無限大』